個人年金について
公的年金が将来確実に支払われるのか疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。
確かに昨今の報道、新聞等を見ていると年金制度自体が崩壊するのではないかという危惧を持つ人も一人や二人ではないでしょう。
そこで若い方に提案なのですが、個人年金をお考えになってみてはいかがでしょうか!
個人年金とは、公的年金以外に個人的に生命保険会社で加入する年金保険のことを指し、毎月、もしくは、毎年、保険料を払い、老後に分割して受け取っていくというものです。
個人年金には色々な種類があり、主に終身タイプの個人年金と一定期間タイプの個人年金に分けられます。
終身タイプの個人年金には、終身年金というものがあります。
これは年金の受取人が亡くなるまで支払われるというもので、老後の生活資金としてある程度の金額を生涯にわたり確保できるのが特徴です。
夫が先に亡くなっても、妻が年金を受け取ることができるという夫婦連生終身年金もこの終身タイプの個人年金になります。
また、一定期間タイプの個人年金には、年金の受取人の生死に関係なく一定期間年金が支払われる確定年金というものや、生きていればある時まで支払われる有期年金などがあります。
これらの一定タイプの個人年金は、契約時に定めた金額を受け取ることができるので、貯蓄として考えることもできます。
しかし、死亡の際に年金や一時金は支払われるものの、一定期間タイプなので生活資金を一生涯確保できるものではありません。
これらの個人年金保険は、公的年金の様に義務ではなく、任意で誰でも加入することができます。
それに、目的に応じて色々なタイプを選択することも可能です。
個人年金は、相続税対策もでき、公的年金だけでは老後が心配という時の備えとして役立つというメリットをもっています。
ただ、個人年金には保険としての保障の効力がないというデメリットもありますから、加入の際は慎重に検討した方がいいかもしれません。
公的年金にプラスされるといった形を取ることによって、より安心な老後の生活設計を立てることができるのです。